令和8年度の研修部会の取り組み 部会長 佐藤 久美子
会員の皆様におかれましては、日頃より当協会運営に御協力いただき誠に感謝申し上げます。5月19日に開催致しました2026年度通常総会には、多くの会員の皆さま方のご出席を賜りまして、あらためて御礼申し上げます。
総会後の記念講演会におきましては、当協会の顧問木村守和医師による、「医療と介護の架け橋として~いわきにおける介護保険の歩みとケアマネジャーへの期待〜」というテーマにて、木村医師ご自身の声を組み合わせた「AI音声」を用いたご講演をいただきました。
木村医師は、2023年にALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症し、現在は自宅療養をされております。2026年3月には、往診や訪問診療に取り組むとともに、地域における「医療・介護・福祉など多職種連携によるネットワークづくり」に尽力されたという功績にて「第14回日本医師会 赤ひげ大賞」を受賞されました。
記念講演会においては、木村医師よりACPの導入や地域包括ケアの構築、多職種連携における専門職としてのケアマネジャーの在り方についてご講演をいただきました。また、今この時代に職能団体であるいわきケアマネ協会の在り方やケアマネジャーひとりひとりの意識はどうあるべきかとのお話もあり、「私たちケアマネジャーはその職責を果たすため常に自己研鑽に励む必要がある」とあらためて考えさせられ、大変感銘を受けた講演内容でした。
2026年度6月より、ケアマネジャーの待遇改善や人材確保を目的として居宅介護支援事業所への介護職員等処遇改善加算適応が開始されます。これに伴い、会員の皆さまがケアマネジャーとしての専門性を維持し、さらなる知識や技術の習得により利用者の自立支援や尊厳の保持、多職種連携の重要性を再認識されるとともに、能力向上や対応力強化も図ることができるよう、今後も研修部会が中心となり、他部会とも協働した上で、充実した定例研修会の開催を目指すと同時に、行政・医療・福祉など多職種による定例研修会の企画立案もしてまいります。
最後に、当協会は会員の皆さまおひとりおひとりのご協力のもと運営されている職能団体です。会員の皆さま方からは、今後も引き続き定例研修会開催テーマや講師等に関する活発なご意見やご要望等をいただきたいと考えております。
今年度も当協会並びに研修部会の活動へのご協力の程どうぞ宜しくお願い致します。
(以下、部員紹介)50音順
小野寺大樹・白圡晶啓・高木咲子・千島順子・徳元美好・松崎一也
草野学(広報部会と兼務)・竹田匡志(事務局)
※部員につきましては、随時、募集しておりますので、ぜひ、部員を担当したいという会員の方が、
いらっしゃいましたら、協会までお問合せの程、よろしくお願いしたいと思います。
活動報告
2025年度3月定例研修会開催後報告
2026-04-03
注目チェック
新年度に入ってからのご報告となってしまいますが、先日開催されました定例研修会の開催後報告をさせていただきます。ご報告が遅くなってしまい大変失礼致しました。
先月3月24日、いわき市総合保健福祉センターにおいて、公益財団法人 福島県国際交流協会の地域日本語教育総括コーディネーター 熊田萌氏を講師にお招きしまして、『「やさしい日本語」で話してみよう外国の方とのコミュニケーション』をテーマに、2025年度3月定例研修会を開催致しました。
近年、ケアマネジメント業務において、日本語が母語ではないご利用者やご家族と接する機会が増えている状況を踏まえ、福島県国際交流協会の取組み紹介や、福島県内及びいわき市の国際化の現状、やさしい日本語を使うポイントを学び、また、実際に「言い換え練習」も実践するなど、大変興味深く有意義な研修会となりました。
また、ケアマネジャーとして、必要な情報を相手にわかりやすく伝えるための「やさしい日本語」の使い方を学ぶことができた研修会でした。
いわき市においては、就労や就学などさまざまな理由で居住している外国人が約4,000人いらっしゃるとのことです。その中でもベトナム国籍の方が最も多いということもわかりました。
そして、「阪神・淡路大震災」の時に、日本語以外での緊急情報対応が不十分であった事がきっかけとなり、外国人の言語の多様化・多言語対応の限界・日本語がわかる外国人の増加に対応するため、多言語対応の一つとしての「やさしい日本語」の活用が注目されているとのことです。
「やさしい日本語」で話すポイントは、①簡単な単語を使う(熟語や敬語は出来るだけ使わないようにする)、②文末は「です」「ます」「してください」の形にする(外国人の方が、最初に習う日本語は、です・ますの形だそうです)、③一文は短くする、④カタカナ語・二重否定・擬音語・擬態語のような表現は避ける。また、相手の反応を見ながら話し、伝わらないときは別の言葉に言い換える・言葉は簡単でも、口調は大人扱いで、はっきり、短く、最後まで話す・ジェスチャーやイラスト等の非言語も活用し、不要な言葉を省くという事をご講演いただきました。
これらのポイントを参考に、研修会で学んだ内容を今後のケアマネジメント業務に大いに活かしていただければ幸いです。
いわきケアマネ協会 研修部会
部会長 佐藤 久美子
2025年度12月定例研修会開催後報告
2025-12-18
注目オススメ
先日12月3日、いわき市総合保健福祉センターにおいて12月定例研修会を開催しました。
今回の定例研修会は『「適切なケアマネジメント手法」を体験する研修』をテーマとし、講師には当協会の理事でもある医和生会居宅介護支援事業所 主任介護支援専門員 中野 美奈氏をお招きしました。
定例研修会には25名程の会員の方々が参加され、アセスメントの「幅」及び「深さ」について事例を用いた活発なグループ演習を通して体験することができました。
また、ケアプランを作成する上で、「思いつかない視点に出会う」「今までとは違ったアプローチに気づかされる」「想定もしていなかったことを発見する」等、本来必要なケアの抜けや漏れ・知識のばらつきがあることに対しての実感や気づきの促しもあり、大変理解が深まる内容でした。
「適切なケアマネジメント手法」は法定研修において位置づけられ、主に専門職としての自己研鑽に用いることが求められています。そのため、ケアプラン自己点検の振り返りの場面でも活用できるツールでもありますので、今後のケアマネジメント業務において大いに活かしていただければ幸いです。
最後になりますが、2027年度の介護保険制度改正に向け介護支援専門員の資格制度も大きく変わる見通しとなっています。これらに関連する情報の収集を意識的に行い、常に最新の情報を確認しながら業務遂行していただきたいと考えています。
どうぞよろしくお願いします。
いわきケアマネ協会 研修部会
部会長 佐藤 久美子
2025年度8月定例研修会開催後報告
2025-09-05
注目チェック
先月8月22日、いわき市総合保健福祉センターにて、2025年度8月定例研修会を開催し、30名程の会員の方々に参加していただきました。
今回は、「本市における認知症初期集中支援チーム及びチームオレンジなどの取組み状況について」とのテーマにて、いわき市保健福祉部 地域包括ケア推進課の齋藤亜末氏及び、平地域包括支援センター 認知症地域支援推進員の円谷好氏によるご講演をいただきました。
本市では、平成28年6月より認知症専門医や認知症サポート医と専門職とで構成されている「認知症初期集中支援チーム」を設置しており、現在は医師をはじめとする36名のチーム員が地区担当制で活動している状況についての報告や、チーム介入により支援者が増え、家族の負担軽減につながった事例、さらには、専門職側が抱え込みをせず、連携して対応することの重要性の認識ができたことによる成果をお聞きすることができ、今後のケアマネジメント業務において、認知症初期集中支援チームの重要性を感じられた内容であったと感じております。
また、チームオレンジ事業については、「わがこと・本人視点・可能性重視・ともに・希望」という新しい認知症観に基づいた視点で、今後は「地域共生社会風土の醸成」を図る事が重要な事であると認識させられた内容でした。
その為に、いわき市においては、認知症サポーターの活動促進や市民運動を育むきっかけとして、スローショッピングや出前支援など、交流や活動できる場所づくりに取り組んでいる状況のご講演もあり、今後のケアマネジメント業務において、認知症施策推進基本計画概要の理解の重要性について感じさせられた内容でもありました。
会員の皆さまにおかれましては、認知症の方ご本人の声を尊重し、「新しい認知症観」に基づき、今後のケアマネジメント業務を遂行していただければ幸いです。
いわきケアマネ協会研修部会
部会長 佐藤 久美子
2024年度2月・3月定例研修会開催後報告
2025-03-28
注目チェック
大変遅くなりましたが、2月及び3月に開催致しました定例研修会の報告をさせていただきます。
前年度に引き続き、多くの著書出版やセミナー開催など、多岐にわたりご活躍されております、一般社団法人 あたご研究所 代表理事 後藤佳苗先生を講師にお招きし、“「適切なケアマネジメント手法」の理解”というテーマにて、2月10日(第1回基礎編)及び3月7日(第2回応用編)の2回コースのオンライン定例研修会を開催致しました。
各コース50名程の会員の方々にご参加いただくことができました。
第1回基礎編におきましては、①「適切なケアマネジメント手法」の誕生の背景等・②「適切なケアマネジメント手法」のねらい・③実務において活用が想定される場面等・④「基本ケア」と「疾患別ケア」とはについてを、第2回応用編におきましては、⑤「基本ケア」の理解とアセスメントの充実・⑥「疾患別ケア」の理解についてご講義いただきました。
後藤先生のご講義を通し、適切なケアマネジメント手法は、社会環境の変化、利用者・家族等の生活(ニーズ)の多様化に伴い、ケアマネジャーが経験や知識の差によらず、他の職種と連携してケアマネジメントの実践を行うことを目的に策定されたということを再認識することができ、また、適切なケアマネジメント手法は「基本ケア」と「疾患別ケア」で構成され、「基本ケア」を踏まえたうえで、本人の状態に応じて「疾患別」を参照するのが望ましく、アセスメントやケアプラン原案作成時の支援内容のばらつきを防ぎ、多職種間での連携体制が構築されやすいよう、地域づくりの観点で活用してもらう事も想定しているということを学ぶことができました。
さらには、両コースともブレイクアウトルームやGoogleスプレッドシートなどを活用してグループワークを行ったことで、グループ内で活発な意見交換を行うことができ、適切なケアマネジメント手法のさらなる理解を深める事ができました。
参加された会員の皆さま方の今後のケアマネジメント実務において、今回の定例研修会で習得した知識をご活用いただければ幸いです。
いわきケアマネ協会研修部会では、今後も継続的にケアマネジメントに関わる定例研修会を開催していきたいと考えておりますが、その他定例研修会におけるテーマや講師選定にご意見等がございましたら、当協会ホームページお問い合わせフォームよりお願い致します。
今後ともいわきケアマネ協会並びに研修部会をどうぞ宜しくお願い致します。
※「2024年度3月定例研修会(オンライン)終了後アンケート」もぜひご覧ください。
いわきケアマネ協会研修部会
部会長 佐藤 久美子
2024年度11月定例研修会開催についてのご報告
2024-12-13
注目チェック
先月11月22日、いわき市総合保健福祉センターにおいて2024 年度11 月定例研修会を対面開催致しました。
今回は医療介護福祉以外でも多様な分野でご活躍されています、つばさグループ 株式会社オールプロジェクト 代表取締役 津金澤寛様を講師にお招きし、『次期介護保険制度改正に向けて“ケアマネジャーとして備えておくべきこと”について」ご講演をいただきました。
会場には50名程の会員の方々にお越しいただき、「ICIDH及びICFの概念」「地域包括ケア(在宅ケア推進)」「施設ケアの経済的な限界」「自助・互助・共助・公助の役割」などを中心とした介護保険制度の現状の内容や、財務省 財政制度審議会 財政制度分科会の資料内容をもとに今後の介護保険制度改正の方向性について津金澤様のご講演をお聞きいただきました。
介護保険制度改正の方向性において、特に、ケアマネジメント業務に関する内容については、ICT機器を活用した生産性の向上や、生活援助サービスに関するケアプラン検証の見直し、さらには、これまで何度も協議されては導入を見送られているケアマネジメントの利用者負担の導入の協議が行われている状況であります。会員の皆様におかれましては、随時、次期介護保険制度改正の方向性の情報を得ながら、今後のケアマネジメント業務を遂行していただければ幸いです。
なお、定例研修会終了後アンケート結果を掲載致します。
アンケートにご協力いただきました会員の方々にこの場をお借りして感謝申し上げます。
ありがとうございました。
今後とも研修部会の活動にご協力をお願い致します。
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お問い合わせは上記よりお願い致します








